統合失調症をカミングアウトしてみた

この記事を書いた人
つぼみ

統合失調症になって20年以上の働くママです。

タイトルのとおり、統合失調症をカミングアウトしてみた。

私はいままで職場でメンタルが理由で休んではいても、統合失調症の名前は出したことがなかった。

結論から言うと、カミングアウトしてみてほぼ何も変わらなかった。

まだ一部の人にしか話してないのですが、今回はこのことについて書いてみようと思います。

 

そもそもなんで統合失調症をカミングアウトしてみようと思ったのかというと、仕事量を配慮してもらいたい、という切なる望みがあったから。

昨日も職場で一番最後まで残業してしまった。

頼られるのは嫌いではないし仕事も大好きなんだけど、残業ばかりでは何のための人生だかわからなくなってしまう。

でも、今の仕事を問題なくこなせる人はほかにいない…。多分…。

 

で、困った挙句に(下心をもって)統合失調症をカミングアウトしてみた。

 

カミングアウトするには、まずは家族から。

ということで、母にまず

「統合失調症を職場で話してみようと思う。」

と話してみた。

「え?いいの?」

と言っていたが

「職場がどうにもならないので言ってみる。」

といったら。

「ああ、そうなの…」

ということで、第一関門クリア!

 

次に、子どもたちに言ってみた。

朝、ご飯の最中にいつも通りに話すように話してみた。

「実はママは統合失調症という病気なんだよ。聞こえないはずのことが聞こえたりすることのある病気なんだよ。私が病気だから、あなたたちは10人いたら1人の割合で同じ病気になっちゃうかもしれないんだ。でも、早くに病院にいって、ちゃんとお薬を飲めば大丈夫だよ。」

と伝えたら、

「ふ~ん…」

と二人とも普通に聞いてくれていた。

それから、

「ママがこの病気を外で話すと、あなたたちがいじめられないか心配している」

と伝えたら、上の子が、

「そんな人いないと思う」

と言っていた。

第二段階、完了!

 

いよいよ、職場です!

朝、職場に着いたら、職場の上司に呼ばれた。

前日に、今抱えている仕事の内容を全て書き出して、処理しきれなくて困っていると伝えていたので。

統合失調症とカミングアウトする前から、上司はそれをどうしたらいいか考えてくれていた。

同僚も残業してまでそれを手伝ってくれていた。

その話の最後のころ、統合失調症をカミングアウトしてみた。

「実は、私、統合失調症という病気をもってまして…」

「何!?統合失調症?」

「ご存じですか?」

「ああ、俺も軽い統合失調症みたいなもんだ!」

「…」

絶対に違うと思うと心の中で突っ込んでいたら、さらに上司が、

「いや、つぼみさんだけでなく病気の人は多いから!」

と何やら謎の展開になってしまった。

病気を突っ込まれることもなく、カミングアウトもそうそうに終わり、

「再発すると子育てもできなくなるから~」

という私の切なる思いは上司の背中に届いたのかは不明…

 

次に、職場の一番仲の良い先輩に言ってみた。

「実は私、統合失調症という病気でして…」

「ふ~ん…」

あまり興味はないようだった…。

「あ、そういえば、メンタル病んでいる人は低気圧に弱いって聞いたことがあるけど、そうなの?」

と聞かれたので、

「体調を崩しやすい季節はありますね」

と季節の話になって終わった。

 

そうしているうちに、仕事が忙しくなってきた。

仕事をしながら、そのときになって、自分がなぜ統合失調症を隠してきたのか思い出した。

ちょっと涙がでてきた。

私は家族に迷惑をかけたくなかった。

もし、私が統合失調症と公表したことで、大事な大事な子どもが、心ない言葉を言われたらどうしよう?

心ない噂をされてしまったらどうしよう?

ここは田舎だ。閉鎖的な人間関係のなかで、ここに留まる限り、こどもたちもそこから逃げられない。

もし、私の病気が原因で、子どもたちがケンカをして、誰かに傷つけられたり、傷つけたりしたら…

 

でも、もう言ってしまった。

もう、知らせてしまった。

発した言葉はなかったことにはできない…

 

ちょっと考えてみた。

でもこれって、統合失調症だけに限った話ではない。

そんなのはよくある話だ。

偏見は私のなかにあったのですね。

反省…